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皮入り青谷の山根和紙

短冊を入れるたとう紙を折っていた。
皮入りの表紙に白い表書きの紙
開くと、薄く透ける和紙
そっと開くと短冊と同じ大きさの厚紙
その上に、和紙を広めた旅の僧と書かれたしおり。
一枚の短冊を包むのに5種類の紙を使っている。

皮入りの和紙は美しくて、
ついつい見とれて手を休めるものだから
とても時間がかかってしまった。
340枚折り終わる頃には、すっかり紙折職人のつもり。