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庭作りのお手本は東福寺

排水設備が無くて雨が降るとあちこちずるずるに滑りまくる庭をなんとかしたいと考えた時、東福寺の庭の写真が記憶の引き出しから出て来た。(実は長い事、京都に暮していたのに行った事が無かった。)四角い石は比較的安価で、最初は市松にしようと思ったのだけどどう考えても歩きにくいので並べる事にした。「さて、石段から本堂までの石。。。一対何個要るんだ。。。」で、とりあえず菱に置けば少ない石で一本の道は出来るからと試しに置いてみたら結構良い。最初しっかり埋めていたが、途中でへこたれてしまった。雨が降ってみると、川になる地面では、ちょっと高く置いた方が良かった事に気がつく。

長く時間が経つと敷石を置いた側から苔が生え始めている。まずは苔が縁取る参道にしようと考えた。一枚390円の敷石は、私一人でも持てる重さで、(これが長方形の2個分のものだと重くてたいへん)地道に続けられると考えた。置き換えた石の縁に生えた杉苔を石の間に移植しながらぼちぼち進行中。

東福寺
龍安寺
天龍寺

2 Comments

  1. toshi 2007-04-25

    yueさんおひさしぶりです。重森三玲、と云う方がこの庭を造られたのですね。本の特集ではじめてこの庭を見たとき、お寺の庭なのにすっごくモダンで驚きました。石庭の枯山水も芸術的、前衛的ですし。そういうデザイン的な効果もすばらしいのに加えて、実用的な意味で、雑草の生える面積が半分で済むとか、苔が生えにくい場所も石のおかげでカバー出来るとか、一つ一つの石が小さいのでコストが抑えられるとか、私に取ってはむしろこの面が重要でした。まあでも、ちゃんと出来上がっての話しですねぇ、いつになるやら、。

  2. 重森三玲ですね。
    2005年に秋の東福寺を訪れる機会があり
    錦秋の境内を回ったのですが、
    一番衝撃を受けたのが、この方丈の市松模様の苔庭でした。
    これはまた、どうしよう!と分けもわからず
    ただただ驚いていましたが、
    その折、そういえば東福寺の方丈庭園入場券売り場のおばさまに
    『どこがおすすめですか?」と聞くと
    「光明院さんがよくお手入れしてあっていいですよ」と言われ、東福寺から歩いて10分?入ってみると
    これもまた石が雄弁ですごくって、口あんぐり…
    後に重森三玲の名を知って、調べたら光明院も彼の作庭でした。
    昭和の名作庭家ですね。
    今、私も母屋の庭、何とかしなきゃならんのですよ。
    和風庭園が50年のうちに
    どこかで考えなしの植栽が増えて
    訳の分からない様子になってます。
    ま、草取りが先ですが…
    そちらの健闘を励みに見せていただいてます。

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