たまたまTVで流れていた、廃炉への道全記録2021 「原発事故10年の軌跡」を見ました。改めて、原発は作ってはいけない施設だと感じました。
番組に登場する日本原子力学会廃炉検討委員会・宮野廣委員長は、トリチウム水は飲んでも害はなく、海洋放出は適切であり、問題は風評被害だと言っている人物です。
宮野廣「脱原発を進めるとどうなるの?メリットと意義は?」の動画の中で——広島、長崎の原爆では21万5千人の人々が亡くなったが10年で人口は増え元の人口に復興した。かたや福島では原爆に比べて死亡者は少ないけれど元に戻っていない、その主な原因は原発(放射能)ではなく風評被害で有る——とのこと。
廃炉検討委員会の会長がばりばりの原発推進派で「放射能は安全」と言っている人物に適切な廃炉が行えるとは思えないです。。。
番組中に氏が何度も言う「放射線廃棄物をの処分は福島だけでなく国民全体で考えるべき」は紛れもなく、NUMO(原子力発電環境整備機構)の放射性廃棄物・地層処分の全国への受け入れや、再処理施設へつなげようとする明確な意図を感じます。今後も原発を作る続けるためには必要不可欠な事なのでしょう。
恣意的な「みんなで考えてね」という宮野氏とは対照的な小出裕章氏の言葉を載せておきます。
『そして、今、子どもたちが被ばくさせられている。それを見て見ぬふりをするなら、そんな私を私は許せない。福島原発事故の被害者の苦難を少しでも軽くすること、そして原発を廃絶するために、私に残されている力を使おうと思う。』
https://dai.ly/x7zyt22
(4月30日 Facebookに投稿)