ボウシの真綿から糸取り をするための道具を「つくし」という。糸をためるのは「おぼけ」
これはホテルに持ち帰り練習をする。糸車での紡ぎと同じく、始めると時間を忘れてのめり込む。
二日間は、織り残しの経で糸切れの際の始末や打ち込み方を教わる。
その後私の着尺用に巻いた経に掛け変えて本番。
以前友人が購入した地機を織らせてもたった時、妙に足がつり家に帰ってからひどい腰痛で困ってしまった。地機は無理かもしれないと言う不安も有ったが、ちゃんと教えていただくとどこも痛くならず安心した。地機は体も織機の一部となるので、機に乗って正しい位置に調整出来れば全く問題はなかった。期間が短いので、経巻きと糸綜絖はセットしていただいた。この部分が素人仕事だと織の講習もままならないそうで。手紡ぎの糸の為よく切れるが、今織りかけている綿で慣れているので苦にはならない。絹糸も初めての事で、まずは糸に慣れる事。持ち帰る直前で20cmほど織れた。
さてさて、打ち込みに注意しながら、どれくらいで織り上がるだろう。