樟木染木綿:綜絖、筬、織

 

経過記録を書いておこう。千切巻きを無事終えて綜絖通し。今回は経の太さもほぼ揃っているし、前回無理だった細い綜絖を使う。筬は寸間38羽(1cm10本)。女巻きへの張りは調整したが絣糸の柄合わせをし忘れて山になっている。やり直す前に綜絖が開くか確認。。。。開かない。。仕方なくすべて抜き取る。

綜絖を太いのに入れ替える。再度綜絖通し、筬通し、女巻きに括り張りの調整、絣の柄位置合わせは予想通り張りすぎると切れるので慎重に。綜絖が太くなったため筬よりやや広めになっている。開口はやや大丈夫のようだがこれでは駄目かもしれないと思いつつ、早く緯を入れた状態が見たかったので織り始めてみる。経の残り糸の白を60本ほど織ったところで糸切れが激しくなり断念。3cmほど織った端で切り落とす決心をする。さっさとすべて抜き取る。試織のちいさな裂は緯糸の色の配色の参考と、ゲージの確認に使う。まずは経緯ともに同じ太さの糸で。

綜絖枠を4枚にして、綜絖を分けて入れ直す。4枚綜絖は初めてなので、綜絖通しの順番を間違えないように慎重に進める。地機が有れば、それが一番良いのだろうな。。考えてしまう。

いつもの事なのだが、安全なところで始めれば良い物を、やや危なっかしいところから始めてしまう癖が有る。で、いつも失敗してはやり直して安全なところを探る。いじり回すので糸への負担がかかり良くないけれど、考えようによってはこれも良いかもしれない。やり直しは経験に蓄積されるし、安全と危険の境目を知るのは道具を選ぶ(使う)上で重要かも。。などと、、目もすっかりしょぼしょぼに疲れ、やや意気消沈ぎみな自分を励ましている。

追記
毛羽立ちをおさえる為にシリコン入りの糸布用のスプレーを使うかどうか考えたが、果たしてシリコンは洗濯して落ちるのか?残留する可能性が高いと思い却下。糊が弱くて毛羽立つのなら、麻に使うこんにゃく糊はどうだ?一応作っては見た物の、滑りはどの糊よりも良いし糸離れも良くべたつきも無いが、糸が太るだろうし、これこそ残留するのではと思い却下。