春の海
久しぶりに犬と一緒に遠出する。あぜ道には、早々とちいさな土筆が顔を出している。今日はいつもとちがう道を行く。広々とした耕地に早春の風が駆けてゆく。真ん中の背の高い草がそよいでいる一区画に何やら不思議なかたちの物が見える。雪解けすぐでぬかるんだあぜ道に足を取られながら近づくと、蒲の穂が綿毛を飛ばしている最中だった。ああ、蒲の穂も綿毛を飛ばすんだ。。。それも大量だ。あの、きりたんぽの形の茶色のかっちりした塊が上の方からふわふわの綿毛になって、春の風に飛ばされていた。犬の冬毛が抜ける途中のように無惨な姿なのだけど、珍しがって一本手折るも、持ち帰るのは止めにした。綿毛は近隣の田んぼのあちこちに種を落としていた。農家の人に取っては厄介な種だろうな。珍しがって喜んでいる場合ではないぞと。
農道に戻り山の斜面を見ながら歩くとヤシャブシに新芽が出ているのを見つけた。去年の実がついたままだ。斜面をよじ上り少しばかり取ってみた。物欲しそうに、首が痛くなるほどのけぞって眺めていたが、今取れば新しい芽を傷めてしまう。今年の秋は、ここで必ず採取しようと思う。


数日前から咲き始めていたようだ。5ミリほどの花なのでなかなかピントが合わない。カメラを通してやっときれいな花心を見ることができた。これは少し桃色が入っているが、真白なのも有るが、そちらは白く光ってしまって上手く撮れない。
ちなみに、私は今日ずっとこれにおせわになっていた。たたりは持って無かったので五光の足などに太めの丸筒を差し込んで代用していた。
追記
改めて、作業を継続しながら考えた。(どんだけからまっているのだ)名前の由来は糸を扱う者にしか解らないだろうな。もっと滑らかな言い方をすると、
「泣きたくなるほど絡まってしまった糸綛が、神業のようにするすると解けてゆく。」




もう雪もすっかり消えて暖かい雨が降ったりもして、このまま春になるのだろうかと思っていたのに、消えた分だけ雪が積もっている。
立春大吉のお札は玄関に、鎮防災燭のお札は竃のそばの大黒柱へ新しいお札に取り替える。そう言えば災は火の字が消してあり、<<<だけになっている。ああ、なるほどね。災の字が火のお札も有るようで、小さく 火となっているところも有る。ところで、燭の字なのだが、ちょっとちがうのはなぜなんだろう。虫と火の位置がちがうんだけど、こんな字が有るのかと字通を調べるが載っていない。高齢の和尚さんがうっかり間違えたのかと失礼な事を言うと、「昔からこう書くのだ。(危険な)火を囲うということじゃないのかな」と、雲さん。火も消してしまうくらいだからそうかもしれない。
追記
燭の字のこと、想像ですがこんな事かも。コメント欄を見る↓
作業メモ
昨日は悩みに悩んだあげく、今度の着尺に経絣を少々入れる事にした。他の糸を染める前に決めておけば10本で整経出来るのに、一本で同じ張力で80本整経するのはなかなか大変だった。いつものように糸が少々足りなくなる。嗚呼、あと8本。。。見本用に取っておいた糸を使う事にする。
明日の朝は豆を炒らねば。柊じゃなくて、マツ科モミ属モミの木だと思うのだけど。。呪文を唱えながら(呪文も忘れた)ちぎっては入れ、ちぎっては入れ、豆を炒る。枝を何本か用意して、明日の夜枕の下に入れて眠る。この辺でなんて言うのか忘れた。。毎年今日聞いてあさってには忘れている。
追記
イチイ科カヤ属の「かやの木」でした。