どうしてこんなお荷物を背負いながら私たちはビクビクして生きていかねばならないのだろうと、改めて考えさせられた。電気料金がちょっとばかり安くなるくらいでしょえる重荷なんだろうか。。天秤にかけられる対象とは到底思えない。それなのに原発稼働をやめないどころか、原発推進に邁進しているって、どう考えても普通じゃない。この前は汚染水の海洋投棄が問題になっていた。海洋投棄がかなり問題だというのは海外でも国内でも福島の事故以前から言われていたことで、事故後はさらに多くの人が考えるようになっていたはず。しきい値はないはずじゃないのか。時間が経つとみんな忘れてしまうのだろうか。
トリチウム、トリチウムのことをずっと考えていた。低線量被ばくのリスクはどう決められたか。低線量被曝の国際基準を作ったICRPの当事者へのインタビューでは『低線量のリスクはどうせわからないのだから半分に減らしたところで大した問題はない』『科学的な根拠はなかった、我々の判断で決めた』と驚くべき発言をしている。2011年にはそれが明らかになっていたにもかかわらず、専門家の中では意見は二つに割れたまま今に至っている。安全か安全でないかの結果が出ていないのならば普通の人間ならばリスクを考えて対策をとるのが普通だと思うのだけれど。相変わらず電力関連の研究所ではリスクを研究せず安全なものだとばかりに偏った説明をしている。
LNT(しきい値なし直線)仮説について ― 放射線安全研究センター
トリチウム、低線量被曝について
【死せる水トリチウム】三重水素の恐怖の正体とは?矢ヶ崎克馬教授 | 福島原発事故の真実と放射能健康被害
福岡核問題研究会2015/3/7 「玄海原発と白血病死亡率」の資料PDF
(http://jsafukuoka.web.fc2.com/Nukes/kikaku/files/cf26b77dda217b0f07cac8664c452012-35.html
原発が安全に稼働しているだけでも私たちは放射能のリスクにさらされているのかもしれない。そして関西電力は原発再稼働にどこよりも積極的だ。
丹後の地名>高浜プルトニウム原発より
>ただでさえ危険な原発でさらに猛毒のプルトニウムを燃やす。MOX燃料は普通のウラン燃料の3倍以上(4~5倍ともいう)も高価なうえに、扱いはウランと比べると各段にやっかい、それぞれを単独で燃やすより混ぜて燃やすとより危険といわれる。MOX使用済み燃料は再処理方法も、貯蔵施設もない、世界のどこにもない、30年くらい後までには何とかなども言っているが、アテになるようなことではない、長く長く高浜に置いておくより手がない。プルサーマルを続ければますますこの超危険な使用済みが高浜に増えていく。被災地の方では中間貯蔵施設を作ることすら猛反対が続いている、それもMOX使用済み燃料に比べれば「へ」でもない程度の低汚染物であるが、ごうごうとド真剣な反対が続く、それは当然なのだが、当地では30年以上だから中間貯蔵というようなものではない、超高濃度汚染のMOX使用済み燃料を半永久から永遠貯蔵施設を引き受けるということであり、おそらく30年しようが100年経ようが引き受けてくれる地は当然なく、何とかする技術もなく、その後は巨大な核の永遠の超危険な墓場になっていくと想定するより今はできないのである。