京都から堺市へ

4日は開山さんの御膳を作ってから車を走らせて京都へ
一度お会いしたかった作家さん宅がオープン・アトリエをされるので来ないかと友人が声をかけてくれたのでわざわざ4時間もかけて出かけたのだが、。。作品の前ですでに盛り上がっていて一番大きな作品は見れず、まともにお話も出来ず。まあ仕方が無い。こんど個展があれば伺うとしよう。

5日は堺に向かう。JRで三国ヶ丘で降りて仁徳天皇陵を左に見ながら歩くこと15分ほど。
こちらは一衣舎さんの着物の展示会なのだが、麻や綿の手織仕事を見せていただく事と、和裁士の木村氏に少しお聞きしたい事などがあって出かけた。お客様もいらしたので少々控えめにと思ったのだが、着物地を拝見しながらお話し出来る時間を待った。それを察してか木村氏の方から声をかけてくださった。織のこと素材の事。ほんの触りでは有ったけれど、良いお話を聞くことができた。感謝。

開催されていた場所は、華道家の片桐功敦氏が主催する、日本家屋を改装したサロン主水書房
表紙が一衣舎さんの展示会のDMから、本の置いてあるスペースの画像に変わっている。炎天下のなか、大汗をかいて到着した物だから、此処の場所でしばし涼ませていただいた。此処で本を読み出したら何時まででも居座りそうだわ。。。展示会のテーマに沿った本がいくつか置いてあり、読みたかったのだけどそうも行かず、帰ってから探して本を注文する。Amazonでは扱っていません。

林 博章著  『日本の建国と阿波忌部~麻植郡の足跡と共に~』


 

吉野川市鴨島公民館 『阿波忌部の足跡~安房国編~』
 
十日町博物館 『図説 越後アンギン -縄文からのメッセージ-』
        『常設展示解説書No.3 織物生産工程』

最後の『常設展示解説書No.3 。。』はついでに。参考になるかどうかわからないのだが、最近越後の糸車2種と、糸を入れるおぼけを手に入れたので。滑車の付いた糸車は、ハンドルを一回転回すと、車輪が三回転回る事を知る。通常の糸車の3倍の撚りが掛かる。撚り専門の糸車、縮みなどの強撚糸専門の糸車だろうか。このことは又詳しく。


 

今回アンギンと言う布が展示されていた。5年ほど前になるかな、よく似た中国産の苧麻の布で柿渋染の暖簾を作ったことが有る。むしろ編み機の様なので織るのだろうか。。