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長靴はぴったり履くべし

防寒長靴
2日目のお札配りの日はきっと吹雪きだろうと言う予想はぴったり当たった。いつもの長靴は銀杏洗いで随分みすぼらしくなってしまったので年末に新しい長靴を新調した。強くて黒い長靴がほしかった。こういう黒い長靴は一番小さいサイズでも24cm。しかも幅広だから私にはちょっと大きいかなぁ。。。まあ、中敷を入れれば何とかなるだろうと手持ちの物を一枚入れておいた。子供の頃、年末に新しい靴を買ってもらって、新年に下ろすというのが恒例だったのを思い出した。待ちきれなくて何度も廊下で履いていた。雪の降る土地だから、買ってもらったのはいつも長靴だったような気がする。

さあいざ長靴を履いて出かけた。さすが、雪国仕様だけ有って、銀杏の横の急な坂に雪が積もっていてもちっとも滑らない。ただ、やはりちょっと大きすぎたようだ。靴の中で足が泳いで締まりがない。まあ何とかなるでしょうと、でっかい長靴を振り回しながら歩いた。夕方頃には雨になり、雪道はシャーベットの様にぬかるんで、歩きにくさに追い討ちをかける。夕方5時頃には、太ももは上がらず、向こうずねはなまりの棒のように重くなる。分厚い靴下をはけば良かったと後悔。

長靴はぴったり履くべし。