お仏花を作るため、家周りでせんだらを切っていたら、そばに有った山苧が気になる。きになるきになるきになる。ちょっとだけ剥いてみようとその辺に切った花を置いて剥き始めたらすっかり熱中してしまう。
一握りほどになってようやく気が済んだので仕事に戻る。剥いた皮は束ねしばし水にさらす。うちの周りの山苧は葉の裏が白くない。葉もやわらかくて青みが多い。繊維か弱くあまり長くさらさない方が良いようだ。早めに引き上げて表皮をそぐ。これくらいの量を気がついた時ちょこちょこ取りためておくのもいい。ちりも積もれば山となる。
例えば、伝統的なやり方をそのままそっくりまねして覚えるのも良いけれど、生きている物は毎度毎度様子が違う。所変われば品変わる。自分の頭で考えねば。工夫せねば。
今日は「亀の手」(初物!)を頂いたのでお味噌汁に。