私があれこれいじらなくても、自然の中にもう、美しい形は出来上がっている。誰に見せるでも無く、こびもせず、靴底に踏まれそうになるほどひっそりとそこに有る。そんなものに強烈に憧れるのにどんどん遠くなるのはなぜだろう。とある日記が心に残る。
>実際の風景や花より美しいものは描けないしかく技術も無い。それを描くひとは他にいくらでもいるだろう。それよりも私は何故その風景に引っかかりを感じたのか、その心の中味を知りたい。それを選んだ自分を知りたいと思うのだ。
今の貴方は選んできたあなたの総体だ/あそびべのはる・ここだけの日々より