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絣織講習ー5月

1週目-1   休み
2週目-8.10日 経を小枠に巻き(糸繰り)と整経
小枠の巻き始め終わりの糸始末、手を振りながら巻き取る。整経時の糸向きに注意。半幅の整径、4本取り往復整径4x50x2=400本)※均一な張力、綾のねじれに注意ちきり巻きのための仮筬通し。※仮筬通し-ちきり棒通し時の糸よれに注意
3週目-15.17日 機上げ>仮筬、ちきり巻き、綜絖通し
仮筬通し、千切棒通し機に取り付け束ねた端を持ち中心に立ち強く張り、あぜ竹を送りながらくっついた糸をほぐす。※糸のつり緩みは早期に調節(往復している糸張力に注意)
機の中心に経を張り中心に立ち糸全体の張りを微調整。※耳は張り気味に仮筬を送り、はたくさをはさみながら緩まない様経を巻き取る。
あぜ返しをして糸端を切り仮筬を抜き、綾が抜けない様に10組ずつ束ねておく。2枚の綜絖枠に綜絖を取り付け固定する。※綜絖の取り付け向きに注意。右から後ろ前1組を確認しながら通し進む。※綾棒と綜絖は近い方がやりやすい。
4週目-22.24日 機上げ>筬通し、管巻き、織
幅が筬の中心に成る様に2本一組で筬に通す。今回の織り幅約5寸2分5厘に経400本。
布巻きに均等に小分けした糸をくくり、張力を整える。管巻きで左右に糸を振りながら小管(こくだ)に巻く。巻き取った糸は管立てに順に置き、織る時も順に織って行く。
杼に管を取り付け24日に織り始めた。

機上げが終わり、小管に緯糸を巻き取る頃からじわじわと喜びがわき出して来た。此処まで来るのに何年経った事だろう。もうじきあの車の着いた杼をしゃっしゃと右往左往出来るかと思うと糸を振る手も震える。(そう、ふるえている)もうじき6時、「あまり進みすぎないでね、お先に」と学友が一声掛けて帰る。私は一段後と確かめるように織進む。馴れない手つきで。進みすぎないで、、なんて、もったいなくてさっさと進めないですよ。1cmほど織った所で片付けて帰る事にした。楽しみは来週に持ち越し。